…と思わず言ってしまいそうだったねぴです(笑。こんばんは。
10月に入ったばかりでシーズンも終わってないのですが、今日ドラフト会議が行われました。今年から高校生と大学・社会人を分けて行う「分離ドラフト」という形式で、高校生は今日、大学、社会人は11月18日に行われるのです。
でも仕組みがよく分からないです。NPB公式に概要が載っているけど、読んでも分からないので、こちらで参照してみました。
公式より分かりやすい感じ。
今年のドラフトの仕組み(きょうろぐ)
今年の高校生ドラフトについて思う事を書いてみたいと思います。
混乱の末、辻内は巨人が交渉権獲得!
150キロ超の剛球左腕・辻内崇伸投手(3年=大阪桐蔭)には1巡目で巨人、オリックスの2球団が競合し、抽選で巨人が、ソフトバンクと日本ハムが希望した台湾人留学生の陽仲寿内野手(3年=福岡一)は日本ハムが交渉権を得た。
辻内はいったんはオリックスが、陽はソフトバンクが交渉権を獲得したと発表された後に、球団名が訂正発表されるハプニングが起こった。くじを引いたオリックス中村GM、ソフトバンク王監督が日本プロ野球機構(NPB)の公式印を「選択確定」の印と勘違いしたことから起こった。NPB関係者もはっきりと確認しないまま「交渉権確定」とアナウンスした後に訂正する前代未聞のトラブルとなった。
全体を振り返る前に、まずドラゴンズの指名選手についてまとめてみると…。
1巡目/平田 良介(ひらた りょうすけ) 外野手、17歳、大阪桐蔭
3巡目/春田 剛(はるた つよし) 外野手、18歳、水戸短大付
4巡目/高江洲拓哉(たかえす たくや) 投手、18歳、府中工
5巡目/金本 明博(かねもと あきひろ) 投手、17歳、酒田南
※いつもBlogでお世話になっているCoplandさんの「On The Road」に各選手の写真が載ってます。感謝。
平田良介選手は言うまでもなく、甲子園をわかせた「怪物」。大阪桐蔭のエース辻内崇伸投手と並んで注目の的とされていました。早い段階からドラゴンズは平田を指名すると宣言していたためか、予想されていた複数の球団に指名されることがなく、単独での指名となったのが個人的には意外でした。でも指名してくれて良かったです。打者では立浪以来の高卒ルーキーの大物打者だと思うので(違ったらご指摘ください(汗)、ぜひ大事に育ててほしいと思います。
一方、辻内投手はジャイアンツが交渉権を獲得。辻内投手が「小さいころから巨人ファンだったので、夢がかなってうれしい。」ととびきりの笑顔を見せれば、平田選手は、「(同じリーグとなった)辻内の直球を打ちたい」と宣言。さわやかな風を感じさせた二人の‘ライバル・ストーリー’が見られるのを楽しみにしてます。
春田、高江洲、金本選手も将来が楽しみな選手たちだと思うので、頑張って欲しいです。ドラゴンズは、昨年は高校生は一人も指名せず、大学・社会人選手の指名だったので、久々に将来性ある選手の獲得となった訳で、数年後が楽しみですね。
辻内投手と平田選手、歓喜のガッツポーズの写真
さて、新しい形で始まった分離ドラフトですが、なんと信じられない混乱がありました。
[ドラフト]辻内、陽の獲得球団名訂正
高校生を対象にしたプロ野球新人選択会議(ドラフト会議)が3日午後、東京都内のホテルで開かれ、150キロ超の剛球左腕、大阪桐蔭・辻内崇伸投手(17)には1巡目で巨人、オリックスの2球団が競合し、抽選で巨人が、ソフトバンクと日本ハムが希望した台湾人留学生、福岡一・陽仲寿内野手(18)は日本ハムが交渉権を得た。
辻内はいったんはオリックスが、陽はソフトバンクが交渉権を獲得したと発表された後に、球団名が訂正発表されるハプニングに見舞われた。くじを引いたオリックス中村GM、ソフトバンク王監督が日本プロ野球機構(NPB)の公式印を「交渉権確定」の印と勘違いしたことが発端。NPB関係者もはっきりと確認しないまま「交渉権確定」とアナウンスしたが、本当に当たっていた巨人堀内監督らから疑問の声が上がって誤りに気づき、訂正するという前代未聞のトラブルになった。
このニュースを聞いたのは、とあるラジオ番組でだったのですが、聞いていてあきれてしまいました。「くじを引いたオリックス中村GM、ソフトバンク王監督が日本プロ野球機構(NPB)の公式印を「交渉権確定」の印と勘違いした」というのが、間違って発表してしまった理由らしいのですが、果たしてそれだけでしょうか?と思ってしまいました。くじの見方についてきちんと説明していたか?アナウンス方法に問題はなかったか?高校生の将来がかかっているドラフトの場だからこそ、慎重に行ってほしいものです。
さて、高校生ドラフトを受けて、来月は大学・社会人ドラフトはどうなるのでしょうか。希望枠で指名する選手を決めているチームもありますが、作戦の変更を余儀なくされるチームも出てきそうです。これからの1ヶ月半、フロントや首脳陣、スカウトの手腕が問われてくるのではないでしょうか。
最後に、共同通信の以下の記事を読んで考えさせられました…。
難解な新ドラフト 完全ウエーバー目指すべき (共同通信)
2005年10月 3日 (月) 18:25勘違いと確認ミスが重なって「改革元年」のドラフト会議は意気込みに水を差されたものになった。それでも高校生だけを切り離した新たな試みは38人の有望新人を選んで終了した。
分離ドラフトにし、社会人・大学とリンクさせたために細かい規定をいくつか盛り込んだ。順位の下位から選ぶウエーバー制に自由競争としての希望枠を取り込み、そこに入札制も絡めている。いってみればドラフト40年の歴史で時代時代に表れた方式の集大成みたいなものだが、より複雑になったことで制度として無理が生じないかとも思う。制度は簡潔をもってよしとしないだろうか。
最初に今回のドラフトは分かりづらいという事を書きましたが、個人的に一番そう思った理由は、「なんでわざわざ日程を分けるの?」でした。高校生がプロに行きたいか、まだプロに行かずに進学・就職するかを決めるのに時間がかかるはずなのに、なんか早すぎないかなぁという印象を持ったのでした。それともう一つ。シーズンがまだ終わっていないのに、ましてやパ・リーグはプレーオフがこれからなのに、それを中断して行うというのは、戦いの場から一時離れるという事になる訳で、ちょっと…という感じがします。もし分けるとしたら、日本シリーズが終わった11月上旬と下旬に分けるという形でもありなのでは?と思ったりもしました。
とりあえず2年間はこの方法でやって、その後見直すという形らしいですが、そのときどういう成果を出しているでしょうか。
プロ野球の今後を占う意味でも、今回の分離ドラフトには注目していきたいと思います。
なんとか書き上げたけど、考えすぎて疲れたぁ…(汗。
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