2017年2月9日(木)、仕事で虎ノ門に直行してきました。
「Pepper World2017」という法人向けのイベントで視察するためです。
本業はフロントエンドエンジニア(HTMLコーダー)ですが、社内兼務として昨年からは「新規事業プロジェクト」にも入ってます。その一環として、弊社に配属されているPepperを活用していくのもあります。
一昨年から「社員」として配置されていて、昨年からは社外イベントに参加させたり、恋ダンスを踊らせたりしているのですが、まだまだ使いこなせてないのが現状。
今後のPepperをどう活かしていくかを知る上で、グッドタイミングでこのイベントが開催される事になったので、行くことにしたのでした。
イベント「Pepper World2017」について
「Pepper World2017」は、Pepperの可能性を追求する法人向けのイベントです。
Pepperの最新導入事例のご紹介や、最新のロボアプリを実機で体験いただける、世界最大のPepperのイベントです。
(よくある質問より)
入場無料ですが、「Pepper for Biz」に興味をお持ちの法人が対象ということで、ビジネスにPepperを取り入れていこうという意欲の高い人達が多く集まってました。
開催日は2月8日、9日の2日間。
初日行った人から話を聞くと、ものすごい人が多くて熱気が凄かったらしいです。
私は2日目に行ってきました(会社の同僚とは現地合流)。
実は昨年のPepperWorldにも行ってきたので、2年連続で訪れたことになります。
ブログ書きそびれてしまったので、取り急ぎFacebookの投稿を^^;。
いよいよ入場
受付を済ませ、早速入場。
入口にはペッパー3台がお出迎え。
昨年と違うのは、洋服を着せていたことでした。
これは「ロボデコ 〜Pepper Robot Decoration〜」というもので、
Pepperの動作に影響しないように設計されたPepper専用のユニフォームだそうです。
展示ブースにはいろいろな現場でPepperを見ることができました。
昨年と今年で違っていたと感じたのは、今回のテーマである「IoT」が全面に出てきた所でした。
主な展示内容はこちらから。
Pepper自立移動台座「きんとうん」。
実際に動いているデモを見せてくれました。
物を運んだり、人を乗せたりすることも出来るそうで、人に寄り添った形のサービスという印象を感じました。
IoTとは?
今回のテーマとなっている「IoT」。
IoTとは「Internet of Things(モノのインターネット)」の略です。
こちらのサイトから引用すると、
IoTとは?|IoT:Internet of Things(モノのインターネット)とは、従来は主にパソコンやサーバー、プリンタ等のIT関連機器が接続されていたインターネットにそれ以外の様々な”モノ”を接続することを意味します。読み方はアイオーティーです。
上記サイトに記載されている図をインターネットを介して人・機会・ロボットを繋げていく。
それによって、便利になる機能が増えていくということで、今まで以上にロボットが身近になっていくことを感じさせるイベントになってます。
Pepper単体で活躍するだけでなく、Pepperとスマホや機器を繋げる事で人も社会も豊かになるというのを感じました。
我が社にいるペッパーをどう活用させたいかのヒントも少しですが見つける事が出来たのが収穫でした。
from NEPPIE’s Instagram
Posted by Intagrate Lite
【Instagram】
今日は仕事でこちらに来てます。Pepper World 2017、盛り上がってます(^o^)我が社にいるpepperを更に活躍させるために何が出来るか、ヒントを探りに行ってきます!動画は受付をしているペッパー。#pepperworld #pepper #ペッパー2017年2月9日 @ 11:31
当日見に行こうと登録したセッション
Pepper App Challenge 2017 ~第3回ロボアプリコンテスト決勝戦・表彰式~
事前登録をしていたのですが、展示の方に集中していたため、最後の方しか見られませんでした。
詳しい結果等はこちらに譲るとして…。
しかし展示の方でも決勝戦まで残ったアプリを紹介するブースがあったので、アプリを体験出来ました。
かりゆしウェアを着ているPepperに癒やしを覚えました。
IoTカフェ
再び展示ブースに戻った時にこのブースで休憩タイムになりました。
とはいえ、これも展示品。というか、今後のIoTを体感出来る貴重なブースと後から感じたのでした。
IoTカフェ
ネスレ日本株式会社が提供しているIoTカフェというマーケットアプリでは、顔認識の技術が使われ、それによってPepperが過去に接客した顧客を自動的に識別し、履歴からお好みのコーヒーを提案するというカフェ店員ソリューションだ。
事例で見るコミュニケーションロボットのありかた|Pepper World 2017
展示ブースの内容についてはこちらにまとめられています。
Tokyo Pepper Collection 2017 ~ビジネス向けの最先端デザインによるファッションショー~
次のファッションコンテストは最初からと思っていたのですが、上記の通り、カフェで癒やされていたので会場に入った時には結果発表が始まってました。
グランプリは「空港コンシェルジュPepper」でした。
空港でこのルックで出迎えるPepperがいたら、思わず足を止めてしまいそうですね。
他にも保育士、工事現場、ナース、和装と個性的なPepperたちが揃って、見ていて楽しい感じでした。
審査員の方からの統括では
「ロボットであるということをどう活かすか。人間とは違い、肌の色にもとらわれない、Pepperならではの驚きや新鮮さがあるともっと良かったと思いました」
という厳しさを感じる言葉が出ましたが、実際、Pepperに服を着せるというのはどうなのかという意見もあったそうです。
しかし、
Pepperはみんな同じ顔。そこに服を着せることは大事なことだということに、このイベントを準備していくにつれて気付いていきました。服が機能を増強してくれる、中のものを増幅し合うというのが素晴らしいことなんだと思っています。
審査委員長の蓮実一隆さんによる統括を聞いて、Pepperに服を着せる事で、店や現場などで活躍するための要素があるんだなぁという印象を感じました。次回も開催されたら楽しみです。
from NEPPIE’s Instagram
Posted by Intagrate Lite
【Instagram】#pepperworld2017 のイベントペッパーファッションコンテスト。どのペッパーも個性的で可愛いです(^^)
2017年2月9日 @ 12:52
ファッションコンテストで同僚と合流できたので、基調講演は最初から聞きに行こうと思い並びました。
基調講演~IoTとRobotの未来について~
登壇者は以下の二名。
- ARM Holdings plc, Vice President,Worldwide Marketing and Strategic Alliances
Ian Ferguson 氏- ソフトバンクロボティクス 事業推進本部長 吉田 健一
詳細はこちらで。
私もいろいろとメモを取っていましたが、基調講演を聞いて印象に残ったのは、
Bringing AI / IoT to Life
ソフトバンクロボティクス吉田氏が語っていた言葉です。
「ロボットがAIとIoTに命を吹き込む」というもの。
いろいろな解釈を考えそうですが、ロボットが前面に経ち、機械と繋がり、人と繋がっていく。
ロボットというと無機質という印象がありますが、Pepperを始めとしたロボットがIoTのインタフェースになることで、特異ではなく自然とロボットと機械と人が繋がっていく社会になっていくという話が印象的でした。
ちなみに初日の基調講演では5社が事例を紹介したとのこと。
既にIoTを取り入れている企業があることは、今後どうロボットと関わればいいかを考える上でもいい見本になりますね。
今後、IoTが更に身近に感じるきっかけがロボットにあると感じました
今回のイベントは法人向けということで、実務や現場でPepperを活用する方法を学ぶ機会になりました。
弊社では2台のPepperが社員として稼働してます。
昨年はイベントに「出勤」して活躍したり、恋ダンスを踊らせたりと活躍する場が出来ましたが、まだまだ使いこなせてないのが現状。
配置された当初はスタッフたちの興味を引いてましたが、なかなか注目されないのが課題にもなっているように感じたので、今回イベントで視察することで、今後Pepperをどう活用させていこうかというヒントを見つけることが出来ました。
また、今年のテーマである「IoT」が、企業の中で、生活の中で身近になりつつある事を感じる展示もあり、未来がますます楽しみになっていく感じもしています。
今回感じた事をPepperや新しい事業に活かすだけでなく、自分自身に向けても糧にしていきたいと思います。
おまけ:戦利品とパンフレット
Pepperが欲しい、使ってみたい人
Pepperの導入を考えている企業、事業主の方々はこちら
お家に一台欲しいという人はこちら
Pepperがあるから開発してやるぜ!という人はこちら
私も本業の合間縫って開発頑張ってみようかな。(少しずつ始めてるけど、まだまだ…)