2018年10月17日。
出社してしばらく経った頃、ウェブサイトを運用している得意先の代理店の担当者からメールが来ました。
得意先の会社が運営しているYouTubeチャンネルがダウンしています。
なんとかなりませんか?
このメールを知り、プロデューサーからも確認をお願いされたので、YouTubeを開いてみたら、見られない事態になってました…。
「#YouTubeDOWN!」、何とかなりませんか?
代理店の担当者はYouTubeが見られないのが全体なのか、管理しているチャンネルだけの問題かがまだ把握できてなかったようなので、「何とかなりませんか」と言われてしまったけど、明らかにYouTube側の問題なので、こちらとしては待つしかないのが現状ということで一致。その旨を先方様にも伝えて待つことにしました。
YouTubeの開発チームからのツイート。
YouTube動画をアップしているところがある案件もありそうなので、社内のFEチームにSlackで情報共有しました。
調べてみたら、世界中でYouTubeがエラー発生しているようで、YouTubeの動画が見られない状態になってました。
案件で動画をアップしているところがあったら連絡がはいるかもしれません…。
TwitterでもYouTube見られないという書き込みが多数出てました。
これを受けて私もTwitterでコメント付けてツイートしました。
先方様からは何とかならないでしょうかというメールが来たりでした。
どう考えてもYouTubeのサーバなので、こちらで調整することは出来ないのに…。
で、考えてみたら自分のブログにもYouTubeの動画をいろんなところで埋め込んでいることに気づいたので、Facebookページにリンク付けてお知らせしました。
1時間半くらい経った頃に、開発チームからYouTubeが復旧したというツイートが来ました。
YouTube Japanからも。
復旧したのを受けて、Facebookページに再びお知らせしました。
ニュースサイトに多数。
Twitterでは「#YouTubeDOWN」がトレンド入りしたとか。
興味深いツイートも。
確かにYouTuberにとっては動画が投稿できない、観られないのは痛手ですよね。
2時間で復旧できてホッとしたのはYouTuber達だったかもしれません。
無事に復旧できて思ったこと
私は動画なしでは生きていけない、YouTubeが見られないことで支障をきたすということは感じられないけど、普段からYouTubeを見ている人や、YouTuberとかは気が気でなかったのではと思いました。
でも以下の記事を読んでみると、単なるサーバダウン→復旧だけでは済まされない問題が潜んでいることを感じました。
ユーチューブが教えてくれたネット社会の脆弱性より
YouTubeはあくまでも、広告主から広告代金をいただき、広告を視聴者に見せながら、無料で運営しているGoogleなどを傘下に持つAlphabetの企業だ。無料で利用している側がたとえ止まったからといって、何もクレームを言えるものではない…。
(中略)
また、YouTubeがダウンして2時間近く視聴ができないからといって、米国の電波管理部署のFCC(連邦通信委員会)や日本の総務省にお小言を言われるものでもない。YouTubeは、許認可事業である『電波』を利用していない『インターネットサービス』だからだ。
YouTubeは今回の事態について謝罪文は出しているが原因については言及してない。
一企業であり『インターネットサービス』として提供しているから、原因について説明する必要もない、と見えてしまうのが、ユーザー側としては不安要素になりそうな気がしてます。
YouTube依存、Google依存の怖さ
もしも、今回のようなYouTube側のトラブルシュートで問題なく復旧するようなダウンであればよいが、一私企業がハックされて、数日ダウンするようなこともありえるのかもしれない。想像したくないが、動画データが消失してしまうようなこともあり得る。
YouTubeはタダで観られるし、Googleのサービスも基本的にはタダで受けられる。
そのことによるメリットも多い一方で、実はリスクも伴うということを改めて感じさせられた今回の事態だと思います。
自分も含めて使う側もその点を踏まえて、利用していきたいと思いました。
二度とダウンすることがないことを願いつつ…。
サーバエラー中に出てきた「エラー猿」が可愛かった(^^)