磯部一郎著『生き急ぐ』。「今を大切に、最大限生きる」ことを磯部さんから教わりました【書評】

あなたは「生き急ぐ」事を考えた事はありますか?

こんにちは。NEPPIEです。

昨年暮からフリーランスで活動するようになり、今までとは違う生き方を考える事が出てきました。これからどう生きていくのがいいかを考える上本を読んでいます。

今回紹介する本「生き急ぐ」は、著者の磯部一郎さんは病と闘いながら、仕事もライフスタイルも真摯に取り組んでいる姿を感じ取れました。

著書「生き急ぐ」の書評とともに磯部さんにお会いできた事を紹介します。

磯部一郎「生き急ぐ」

磯部一郎さんの著書「生き急ぐ」は2021年3月6日に発売されました。

磯部さんが様々な病気を抱えながらも生き続ける意味を本にしてまとめられたものになっています。

スッキリとした海の中の写真に白文字で「生き急ぐ」の文字は、まるでダイバーが海から上がっていくようなイメージが浮かびました。

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磯部一郎さんについて。

改めて磯部一郎さんについて紹介します。
磯部さんは社会起業家/経営コンサルタントとして活動されています。

しかし、本にかかれているプロフィールには壮絶な病気に何度も遭っているのを見て驚きを隠せませんでした。

磯部一郎(いそべ・いちろう)

社会起業家/経営コンサルタント。
芸者の置屋の息子として、日本橋人形町に生まれる。
大学卒業後、IT企業に入社。26歳で共同起業し、大手企業を中心に業務システム開発の仕事に従事。

2015年、37歳のときに悪性リンパ腫を発病。
抗がん剤治療、放射線治療を経て、2016年に事業を売却し、造血幹細胞移植を行うも失敗。
2017年に臍帯血移植を行うが再発してしまう。
2018年に免疫治療を実施した際には、副作用で右眼を失明。

この期間に闘病しながらWEBメディア事業とネイルサロン事業、コワーキングスペース、中小企業向けコンサルティング事業を開始する。
6年間の3分の1は入院、できた腫瘍の数は30以上、治療のクールは30を超える。
7度の再発中に、骨髄移植2回、放射線治療3回を受け、この期間に立ち上げた法人は4社。
壮絶な日々を送る中、2020年6月末に余命宣告を受けたものの、奇跡的に生還する。

現在は、オンラインサロン運営、中小企業・起業家支援、町内会における新旧住民の融合、
パラレルキャリア構築支援など、闘病しながら多岐に渡る活動に力を注いでいる。

磯部さんがどんな人物かというのは、インタビュー動画でご覧ください。

私が磯部さんのことを知るきっかけになったのは昨年11月、「サードプレイス・ラボ」のイベント「サードプレイス・フェス2020」で開催されたイベントでした。

病を持っていることで気づいたこと

帯にはこう記載されています。

「生き急ぐ」とは
命の最期を意識して今を生きること

心を大切にする新時代の生き方を学べ

自分の病気遍歴を省みると稀な生存確率で生き残ったと感じ、病気と経営の経験から得たことを、経験談を織り交ぜたノウハウ本としてまとめました。「生き急ぐ」というタイトルは少し共感しづらいタイトルかもしれません。死を意識して今を大切に人生を謳歌することを意味しています。不安感情を抱きやすい今の世の中に伝えたい考え方です。

弊社代表 磯部一郎 「生き急ぐ」出版記念講演会のお知らせ

病気を抱えている時の思い、幾度となく襲ってくる逆境への立ち向かい方、この状態から気づいた仕事への取り組みやコミュニティ形成の大切さなどが綴られていますが、書いている文面を見るだけだと「本当に病気持ちなのか」と思ってしまう位アクティブさを感じました。

本を手にした時に投稿した記事。

磯部さんがどれだけ大変な思いをしたか、どれだけ苦労したか、私には想像できません。しかし、磯部さん自身からはその大変さが感じられない位、アグレッシブに活動しているのが驚きでした。

ただ一つ分かる事といえば、限られている命だからこそ思い切り動くということ。

「はじめに」のサブタイトルに書かれている言葉

「限りある命を最大限全うする」

働き盛りの磯部さんを襲った「がん」。
何度も手術をし、入退院を繰り返し、副作用で右目を失明し、「余命1年」とまで宣告された磯部さん。
いつ死んでもおかしくない状態になったことで、多くの気づきを得たことを、この本から知ることができます。

本の中に書いている見出しをいくつか拾ってみます。

  • 時間を大切にして、遠慮せずに生きる
  • 「いつでもできること」は「今しかできないこと」かもしれない
  • 勇気と覚悟を持って生きれば、不安を感じない
  • 何が起こるか分からない人生を、力強く生き抜く
  • 生かされている自分に気づく
  • 私には人生を指し示すコンパスがある
  • 自分の主戦場だけに乗る
  • 広く浅くより、深くじっくり人と付き合う
  • 仕事はあり方が10割
  • 葛藤しながらも前に進む

書きだしてみると、病気を持っている人が書いているとは思えない、前向きな言葉が出てきます。仕事している中で、生活している中で大切にしていることが書かれていることを読んでいて感じました。

どんな状態でも「今を生きる」ことを大切にしている磯部さんの姿を私も見習いたいと思いました。

磯部さんと「リアルまして」!

イベントでの登壇からFacebookで繋がってから数カ月後の3月。
磯部さんと直接お話する機会ができました。
ZOOMでの対面ですが、1時間位いろいろとお話し、仕事でも繋がれることになりました!

福水戸家が運営する「いいオフィス日本橋」のバーチャル案内もしてくれました。

そして、4月に入り念願のリアルでお会いできました。

仕事の打ち合わせで「いいオフィス日本橋」に訪れたのですが、打ち合わせが一段落したところ、打ち合わせスペースに磯部さんがやってきたのです!

お会いしたときの挨拶が「リアルまして」。

いいオフィス日本橋で念願のツーショット!

磯部さんはオフィスでいろいろと打ち合わせしたり、メンバーと雑談したりと忙しそうでしたが、生き生きとしている姿が見ていて嬉しかったです。

NEPPIE
NEPPIE

テレワークが続いているので、コワーキングスペースを探しているところです。
今度は1日仕事で使ってみたいです!

磯部一郎さんのサイン
磯部一郎さんのサイン

磯部さんの生き方から多くの気づきを得られるチャンス!

磯部さんの「生き急ぐ」を何度も読み返してますが、まだピンと来ない所も沢山あります。磯部さんともっと繋がりたいと思い、2つのチャレンジしてみることにしました。

講演イベントで磯部さんの生き様を直接聴く

磯部さんは定期的に講演会を行っています。
本が出版された3月には講演会がZOOMで行われ、100人近い参加者が参加されました。

4月は「生き急ぐ」4章と5章と主に仕事面について書かれていることを深く掘り下げる講演を行いました。

そして、5月25日に行われるイベントでは、余命宣告を受けてから1年経ち、何が変わったかというのを振り返り、何故変わることができたのかを語ってくれるそうです。

単に病気から克服したという話だけでなく、病気になってない私にも感じる所があるのではと思い、申し込みました。どんな話が聞けるか楽しみにしたいです。

まだ間に合うので、興味ある方はこちらからチェックしてみてください。

オンラインサロン「ISOBU」で刺激を受けてきます!

先程の講演イベントは500円ですが、サロン会員になると無料で受けられます。
そのサロンとは「ISOBU 〜Don’t Think Feel〜」です。

「病気と経営の経験から、日本を元気にしたい」という思いから立ち上げた有料オンラインサロン「ISOBU」。
何故立ち上げたかということにはこちらに書かれています。

【想い:何故ISOBUをやるか?】

私はこれまでに、持病の治療で何回も死のトンネルを見てきました。 そのたびに自分の無力さを感じ、社会に救われたという想いがあります。 自分は医学ではお返し出来ませんが、経験が人のためになるのであればということで、リハビリ活動をしながら周囲の相談にのるということをやってきました。

結果的に事業がいくつも芽生え、金銭目的ではないかと見られることも多々ありますが、根底には社会貢献したいという想いがあります。しかし、事業の再立ち上げで多忙になるにつれ、周りに人も多くなり、物理的に回すことが厳しくなってきました。

そこでISOBUを立ち上げました。合理性とシナジー効果、双方を見込んでのことです。ISOBUイベントでは私の経験や知識を皆さんに伝え、そして更なる活動につなげる場を創り出します。

弊社代表 磯部一郎 「生き急ぐ」出版記念講演会のお知らせ

ISOBUでは磯部さんが培ってきた経験や知識を伝えたり、これから起業したい人に向けて相談会を開いたり、メンバー同士で繋がって活動をするなど、幅広い活動を行っています。

会費は月500円ですが、毎月開催される講演会に参加すれば元が取れるだけでなく、プラスアルファ以上のものを得られそうだと思い、先月から入りました。

入ってまだ1ヶ月なのですが、これから自分自身がどんな変化が起きるかを楽しみにしたいです。
ISOBUを通して磯部さんやメンバーから刺激を受けられるのが楽しみです!

NEPPIE
NEPPIE

残念ながら「ISOBU」は8月末で解散することになりました…。
寂しいけど、新たな形で交流できることを心待ちしたいと思います。

「生き急ぐ」は「今を大切に、最大限生きる」

磯部さんがタイトルにした「生き急ぐ」。この意味を改めて考えてみました。

本の最後に磯部さんはこう書かれています。

本のタイトルになった「生き急ぐ」とは「死に急ぐ」という意味ではありません。トンネルを見て人生の判断を早め、実行すべきことを実行する生き方です。

命は限りあるもの。
限りある人生をどう生きていくかを考えることが大切になってくると思います。

いつか来る死を恐れて生きるか、限りある命を大切にして、自分が出来ることを最大限使って生きるか。
「生き急ぐ」を読んでいて気付かされました。

同じ命なら大切に使っていきたい。自分がどんな状況であっても、今を大切に、最大限生きることを磯部さんから教わりました。

私も今を大切に、生き急いでいきます。

「生き急ぐ」の本と磯部さん

磯部さん、これからもよろしくお願いします!

磯部さんの最新本「生き急ぐ」はこちらからチェック!

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この記事を書いた人

Minako 'NEPPIE' Seki

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