このサイトでも随時取り上げていた「レコード輸入権」問題。
6月2日、「著作権法改定案」が、国会で可決・成立してしまい、日本で売られている輸入盤にも大きな影響が出てくる事への不安がますます出てきました。(この件についての詳細は、いろいろなところで書かれているので、そちらを参照して下さい→関連リンク)
国会では年金問題が大きくクローズアップしていたことで、この議題はひっそりと成立されそうなものでした。現に4月までは一部の人しかこの問題を知らなかったらしいです。ところが、このことが少しずつ知れ渡った5月に入ってから、音楽ファンはもとより、音楽関係者、ミュージシャン、アマゾンやHMV、タワーレコードなどのレコードショップにも注目されていきました。そして音楽ファンから6万人もの署名が集まり、680名ほどの音楽関係者が反対を表明し、音楽雑誌や新聞、テレビやラジオなどメディアでも大きく取り上げられました。現在の衆・参議院の流れからいって、国会で成立するのははじめから目に見えていた事ですが、こうやって世間に注目させる事が出来た事を考えると、決して無駄ではなかったと思います。
私自身は、ブログでこのことを紹介することくらいしか出来ず、申し訳ない気持ちです。だからこそ、このことを忘れないようにしようと思っていたら、hirofmix chroniclesさんの方で、このバナーを見つけました。
紅い「“レコード輸入権”注視バナー」
著作権改定が閣議決定されてしまったけれども、これで終わる話じゃない……なんて書いていても、自分に負けて、自分なりの活動をしなかったという反省が、自分の中にある。せめて自分なりに思っている事を、サイトにアップしなくとも考え書き続ける事は出来たはずなのに……手前なりの努力をしていない気がしている。
そんな自分に活を入れるつもりで「“レコード輸入権”注視バナー」を作ってみた。このバナー作成にかけた時間なぞたかが知れているんだけど、そのささやかな労力で自己満足しきってしまいそうな自分をいましめるつもり……正直、ことの本質についてまだわかっていない気がしてる。まだ不勉強だ。モードは外したけれども、歩く速度でレコード輸入権について考えて・動いていく。
hirofmixさんのこのくだりを読んで、私も考えさせられました。国会が成立された事で全てが終わった訳ではない。むしろ、これからが大切なんだと言うことに気づかされました。反対運動をしてきた人たちが次なるアクションを進めている事もいろいろなところで読んでます。明日は京都で下記の緊急フォーラムが開催されるそうです。
緊急フォーラム:音楽を自由に選択出来る権利を!
『街から輸入盤CDが消える!?』
日程:6/15 (火曜日)
時間:8:30pm?10:00pm (ドリンク代として¥300頂きます。)
会場:METRO 京都市左京区川端丸太町下ル京阪丸太町駅2番出口
ゲストスピーカー:高橋健太郎 (音楽評論家)
京都、滋賀のCDショップの方々
LIVE有り!
TEL: 075-752-4765 OFICE: 075-752-2787
とても興味があるのですが、京都まで行かれないので参加出来ませんが、東京でフォーラムなどが開催された時は是非行きたいと思います。
hirofmixさんは、「【とろ火で】「レコード輸入権」注視バナー WebRing【しつこく】」というウェブリングも始めたそうなので、参加することにしました。トップの左側にあるバナーはウェブリングを取り付けてます。
私が出来る事は、このバナーをサイトに貼って「レコード輸入権」を注視し続ける事、来月の参議院選挙に行って投票する事。そして、全ての音楽が自由に聴ける事を願い続ける事。その為に、自分の出来る事は続けていこうと改めて思いました。