スト回避!…新たな1歩への歩み

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昨日行われたプロ野球選手会と経営者側との話し合いがまとまり、今週末のストが回避される事が決まりました。この日は夕方から仕事をしていたので、ネットでチェックしていたのですが、スト回避、選手会と経営陣が合意という事を知って、ホッとしました。そして、翌日の新聞で詳細を改めて確認しました。

古田選手会スト回避!12球団維持へ「歴史的合意」
スト回避! 労組・日本プロ野球選手会(古田敦也会長=ヤクルト)と、日本プロ野球組織(NPB)との労使交渉(協議・交渉委員会)が23日、名古屋市内のホテルで開かれた。交渉は難航したが、古田会長らはオリックスと近鉄の合併によるプロテクト(優先保有)について、選手が面接で希望を伝えるなどの譲歩を引き出し、スト回避を決断。NPB側は新規参入球団への選手分配の具体策を提案して、球界は12球団維持に道をつけた。6月13日のオリックスと近鉄の合併発覚から102日目。ファンを巻き込んだ労使紛争は終結した。


まずは古田選手会長には、お疲れ様でしたと伝えたいです。彼がすごいのは、選手会長として経営陣と真っ向から話し合ってきたというだけでなく、本業の野球でも大活躍しているという事です。昨日は最後の大詰め交渉でスタメンで出場できなかったのですが、ファンに野球選手としての姿を見せる為に会見が終了次第、ナゴヤドームに駆けつけ、9回表に代打で出場していました。その時、スタンドのYSファンだけでなく、ドラゴンズファンからも大歓声がおきていたそうですね。この話を聞いた時、すごいなぁという感じがしました。
合併話が出てきてから始まった球界再編問題、ここまでたどり着くまでの3ヶ月間、いろいろと考えさせられました。久しく野球場に足を運んでいなかったのですが、8月、9月と球場に行く機会があり、球場で野球を楽しむ事がこんなに楽しい事なのか?という事を改めて感じたりもしました。
ドラゴンズとの試合後、古田選手は「今がスタート地点だから」と話しました。そう、今日の結果はゴールでは決してなく、新たにスタートラインに立ったという事を、すべてのプロ野球関係者は忘れてはならないと思います。今回の事が良かった事か否かは、数年後に答えが出てくると思います。ファンである私たちは、これからしっかりと野球を見て、応援していきたいですね!
「がんばれ、がんばれ、野球!」

しかし…。
新球団の来季参入の可能性を広げた一方で、近鉄バファローズ、オリックスブルーウェーブの合併を阻止することは出来なかった事は、複雑な思いがしています。バファローズ磯部選手会長、ブルーウェーブ三輪選手会長の涙には、今まであたりまえの様に存在していた球団がなくなってしまうという現実を改めて突きつけられました。

合併凍結ならず…近オ会長が涙の謝罪
バファローズ 磯部選手会長
「球界の発展のためにこの闘いに幕を下ろす決断をした。バファローズファンの皆さま、本当に申し訳ありません」
ブルーウェーブ 三輪選手会長
「名前が残らないのは非常に残念で申し訳ない」

バファローズ、ブルーウェーブとも、私にとって思い出深い試合や選手、出来事が沢山あります。ブルーウェーブファンの端くれとして応援してきたし、バファローズも個性的な選手が多くて気に入っていたので(あの佐野元春さんも長年のバファローズファンなのです)、この2つの球団が今の形としては終わってしまうのがやはりさびしいです。
磯部、三輪選手会長の涙を無駄にしないためにも、プロ野球が更に発展していくことを願わずにいられません…。
バファローズ、ブルーウェーブの事を忘れないようにするために、近いうちに思い出や印象深い試合、選手などを綴っていきたいと思っています。
2004年9月11日 ライオンズ対ブルーウェーブ戦(西武ドーム)
2004年9月11日 ライオンズ対ブルーウェーブ戦(西武ドーム)。レフトスタンドから

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Minako 'NEPPIE' Seki

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