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Vol.8「ダービー…様々な思いを乗せて」
2001.05.26〜ダービーへのモノローグ
1999年東京優駿
Carrot Lunch Photo Service
2001年5月27日、府中にある東京競馬場で第68回日本ダービーが行われる。普段競馬の事を知らない人も、「ダービー」という名前はいろんな所で見かけていると思う。私も競馬が好きになるまでは「ダービー」という名前はクイズ番組で見たくらいだった。そして競馬に興味を持ち始めた頃は、ダービーがもたらす意味もよく分からなかった。 いろいろとレースを見るようになったり、雑誌や本などで騎手や関係者たちからダービーの話を読んでいるうちに、ダービーがもたらす影響の大きさや、この日に出走することがどんなに神聖なものなのかが自分なりに分かってきた。
ダービーは3冠クラシックレース(皐月賞、ダービー、菊花賞)の中で最高潮のレースと言える。そのレースに出られるのは、その年に生まれた約1万頭のサラブレッドの中でわずか18頭。そして頂点に立つのはたった1頭。そこにたどり着くまでの過程はたやすい事ではない。4年前に生まれた仔馬達。彼らが成長し、競走馬としてデビューする。しかし、そこで繰り広げられるのは、過酷とも言える戦いの毎日だった。勝った馬と負けた馬がいた。命を落とした馬もいた。共にクラシックを闘った何頭もの馬達や、皐月賞を制し、三冠を期待されていたアグネスタキオンまでもが故障でダービーを断念していった。
今回出走する18頭の馬たちは、その戦いを乗り越えてきた。馬、騎手、調教師、厩務員、生産者、馬主など競馬に関わってきたすべてのスタッフにとって特別な思いを持っているダービー。今は出走するすべての馬たちが無事に走ってくれる事を願うばかりである。


競技場で走る者は、みんな走りをするが、賞を得る者は一人だけである。
あなたがたも、賞を得るように走りなさい。
しかし、すべて競技をする者は、何事にも節制をする。
彼らは朽ちる冠を得るためにそうするが、
私たちは朽ちない冠を得るためにそうするのである。
そこで、わたしは目標のはっきりしないような走り方をせず、
空を打つような拳闘はしない。
すなわち、自分のからだを打ちたたいて服従させるのである。
そうしないと、ほかの人に宣べ伝えておきながら、
自分は失格者になるかも知れない。
(新約聖書・コリント人への第一の手紙 9:24-27)
Last Update:2001/05/26
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