毎週日曜日は教会に行くのが日常になっていたNEPPIEです。
中学校がミッションスクールだったのがきっかけで、地元にある教会に通うようになり、1年と少しでバプテスマ(洗礼)を受けてクリスチャンになりました。
それ以来、曲がりなりにも教会に通い続け、幸いなことに聖歌隊や教会学校、こども聖歌隊、礼拝奏楽など奉仕活動もあり、「日曜日は教会へ」が当たり前になっていました。
ところが、3月に入って新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、教会に行くことが出来なくなりました。その間感じたこと、そして礼拝が再開されて思ったことを書いてみたいと思います。
礼拝に出られないことの辛さ
私が通っている教会は東京都板橋にある常盤台バプテスト教会です。
通常は礼拝を3回持ち、教会学校や聖歌隊などもあり、交わりが多く持たれる教会です。
今年2月末まで通常の礼拝や活動が行われましたが、3月から礼拝を始め、活動全体を休止するという重い決断を出しました。
教会に行けなくなってしまった後、その思いをブログに書きました。
礼拝に行けないのは辛いし、今まで日曜日に教会に行くという当たり前の生活が出来ないのがいつまで続くかが不安がありつつ、3月中にはもとの生活に戻ると思ってました。
当初は3月15日まで礼拝休止の予定でしたが、感染の広がりが続き、3月末には東京都で緊急事態宣言、4月には全国で緊急事態宣言が発令となり、教会に行くことは不可能に近い状態になってしまいました。
4月のある日、在宅勤務の合間にお昼ごはんを買いに行った時、教会の前を通りました。近くまでいるのに入れないもどかしさを感じつつ、教会の前で立ち止まり、祈りました。
在宅勤務で仕事している時は、12時になったら聴こえてくる鐘の音に耳を澄まし、祈りました。
教会に行けなくても繋がりを感じた数ヶ月
教会で受けられない間は、家庭礼拝を受けてました。YouTubeにアップされる礼拝動画をMacの画面を通して見ることで礼拝に参加してました。
動画のアイキャッチになっているのは、礼拝堂に飾られている花。教会に集う人がいなくても、毎週飾られていたそうで、画面を通して見ることでどれだけ癒やされたことでしょう…。
イースター礼拝も家庭礼拝になってしまいました。私自身、バプテスマを受けたのが30年以上前のイースターの日に受けたので、思い入れが深かったです。来年は教会でイースターをお祝いしたいなぁ。
離れていても出来ること
教会に行かれなくなった3月から、毎週週報やお知らせなどがメールで送られるようになりました。
女性会役員だったので、連絡網でメンバーに送る係になっていたので、自分の担当分(13人)の女性会メンバーに週報を送るようになりました。
週報を送った後に何名かの方から「届きました」「ありがとう」と返事が来た時、嬉しい気持ちでいっぱいになりました。今まで会えていた人と会えなくなったけど、つながっているのが感謝でした。
また、教会での奉仕活動も出来なくなってしまったけど、メールやグループLINEで新しい活動を始めるようになり、今まで以上に教会の人たちとのつながりが深まっていることを実感しました。
ただいま教会!
緊急事態宣言が解除された5月末、教会では今後の礼拝形式について牧師、スタッフ、執事たちとの間で話し合いが持たれたそうです。
ソーシャルディスタンスが求められている中でどのように礼拝を再開すればいいか。6月は執事や礼拝係など関係者を入れた状態でライブ礼拝を始めることになりました。
3月から5月は収録での礼拝なのできっちりとした形でしたが、ライブ礼拝になったことで、教会で礼拝を受けられる日も近いと感じました。
そして、6月下旬の土曜日。女性会の用事があって、教会を訪れました。
滞在時間は2時間くらいでしたが、久しぶりにお会いした人もいて、一気に距離が縮まった感じがして嬉しかったのを覚えてます。
礼拝再開!
そして7月、いよいよ教会での礼拝が再開されました。座席間隔を空ける、マスク着用、会話は控えめ、讃美歌は黙読(飛沫を防ぐため)と制限はたくさんありますが、直接顔を合わせることが出来ることがどんなに嬉しいことかを実感しました。
月に1度は礼拝でのピアノ奉仕もやることになりました。オルガニストなしなので、前奏から後奏まで一人でこなすことにプレッシャーがありますが、祈りを持って進めることが出来る事に感謝です。
ただ7月になって再び感染拡大の傾向が高くなってきたことで、礼拝の回数が3回から2回に減りました。リスクがある人は家庭礼拝に戻って欲しいというのもあるので、状況によっては家庭礼拝に戻ることもあるのが心配…。一日も早く終息出来るようにと祈っていきたいと思います。
先日の日曜日、礼拝に出席しました。この日はピアノ奏楽の奉仕もありました。
礼拝後、何人もの方々から「今日のピアノ良かった」と言われて、ホッとしました。特別賛美(ピアノ)の曲が好きという人もいて、弾いてよかったと感じました。
先日の礼拝の模様は動画で見ることが出来ます(第1礼拝なので奏楽者は私ではありません)。
この日のメッセージは私の心に考えさせられるものでした。
「キリストは、わたしたちのために呪いとなって、わたしたちを律法の呪いから贖い出してくださいました」
聖書:ガラテヤの信徒への手紙 3:13
宣教要旨にかかれている中で一番印象に残った聖句です。
イエス・キリストは私達の中にある罪、呪いまでも背負って十字架につけられたというのを、使徒パウロが書いたのを読み、気持ちがふっと楽になったような気がします。
また、通常の礼拝や奉仕活動が出来ず、何も出来ず、祈る事しか出来ないと悩む人が多いという話がありました。私もその一人です。
しかし牧師から「祈る事が一番の奉仕です」と言ってくれた事で、私自身も救われた感じがします。
礼拝が終わった後、短い時間ながらも挨拶をしたり、マスク越しで会話をすることが出来て、ここに来てよかったと満たされた気持ちになって家路に向かいました。
再び礼拝堂で多くの人達が集まることを願って…
上の写真は昨年のクリスマスイブに開催された「キャンドルナイトクリスマス」。たくさんのロウソクの灯りのもとで祈り、賛美し、クリスマスを静かにお祝いしたのが今でも心に残っています。
コロナ禍での影響で、通常の礼拝が出来ない状態はまだ続きそうです。全員が一つの場所に集まって礼拝ができるのはいつになるかは、まだ分かりません。
それでも離れていても、祈りによってつながることが出来るというのを、4ヶ月の「教会自粛期間」を通して知ることが出来ました。
3月以来、直接会えてない人も多いけど、メールやLINEなどを通して交流が出来ているというのは、今まで感じられなかった喜びになっています。
身体的なディスタンスはしばらく続いても、神様によって心の距離は縮めてくれていることに感謝して、毎日を過ごしていきたいです。
最後に、先日の礼拝でピアノ賛美した「God Bless You」のプロモビデオを。
また共に教会に集い、讃美出来ることを祈って…God Bless You。