イベント運営はまだ未経験のNEPPIE(ねぴ)です。
様々なイベントに参加するようになって8年近く経ちました。
でも実は参加する側が多く、イベントを主催する側になる経験は殆どありませんでした(サポートや運営の一員として関わったことはありますが)。
自分でイベントを企画するのは敷居が高いように感じていたのです。
そろそろ始めようかなと思っていたところに新型コロナウイルス感染が広がってきて、リアルでイベントを開催するのは難しくなってしまいました。
それと引き換えに増えてきたのがオンラインイベント。
オンラインでのイベントが定着してきた中、「オンライン時代のイベント運営」をテーマにした学びが開催されるということで参加してきました。
第45回「サードプレイズ・ラボ」オンライン時代のイベント運営の発想のコツ
「オンライン時代のイベント運営」は毎月開催される「サードプレイズ・ラボ」によるイベントです。
オンライン時代のイベント運営の発想のコツ
コロナ禍に見舞われて、リアルイベントは軒並み中止・延期となる2020年。一方で、テレワーク環境に適応することや、オンラインで交流するイベント、セミナーなどは大幅に増えました。
一人の参加者として、楽しむのも素晴らしいことですが、もし、自分が主催・企画・運営をしてみたいと考えていませんか?
イベント紹介ページ
イベント、セミナーといえば、会議室やイベントスペースを借りて、一緒にいる人達とその場で共有しながら楽しむものと言われてました。
ところが今年3月ごろから新型コロナウイルスの感染が広がり、人との距離を置かなければならず、リアルでのイベントが開催しづらくなりました。
その中で広がってきたのは、オンラインで開催されるイベントでした。
オンラインで「サードプレイズ・ラボ」を行う意義
「サードプレイズ・ラボ」のイベントに参加するのは実は2度目です。主催者の安斎輝夫さんとはいろんな場所でお会いしたり、昨年は半年間ものくろキャンプでの学びをご一緒していたこともありますが、サードプレイズラボのイベントは日程や時間が合わなくて参加できてませんでした。
ところが、コロナ禍に入ってサードプレイズラボもオンラインでの開催を余儀なくされたことで、家からでも参加できるようになり、4月のイベントに参加出来ました。
4月のサードプレイス・ラボでゲストスピーカーの徳本昌大さんから語られたことを聞き、ブログに書いてきましたが、最後の振り返りにこんなことを書いてました。
直接人と会うのは難しいかもしれないけど、何らかの形で人と人をつながることは出来る。その一つとして、サードプレイスも様々な形として広がっていく事を感じた、今回のイベントでした。
「ウイズコロナ」で人と繋がり続けていく。「ウイズコロナ時代の新しい生き方を考える(第40回 サードプレイス・ラボ)」で気付かされた大切な事【イベント】
自分でこう書いているのに、オンラインで行うイベントについてはどこかもどかしさを持ち続けてました。オンラインでのセミナーやZOOMでの学び、オンラインフィットネスに参加したり、先日までダンスの練習を毎週オンラインでやったりしているから、そろそろ慣れてきてもいいはずなのに…。
でもだからといって元に戻せるかというと難しいのが現状。来年、再来年とオンラインでもイベントが続くということを考えると、オンラインでも思い切り楽しめるようになりたい、と思いながら、自分にとって2回目の参加になる「サードプレイズラボ」に臨んだのでした。
山田トモミ(トモミン)さんは3ヶ月で80回のオンライン講座・イベント開催!
サードプレイズラボではゲストスピーカーをお招きして話が進められてます。今回はおなじみの山田トモミさん(トモミン)。
最近は「トモミン」と呼ばれてますが、普段から呼びなれている「トモちゃん」と呼ばせていただきます。
■ゲスト:山田トモミさん
イベント紹介ページ
7年前からSNS講座「ともらぼ」(https://tomolabo.info/)をスタート。700人以上の受講者が参加東京を中心に、札幌・名古屋・大阪・広島・福岡でも開催。リピーター率は8割を超える。専門用語を使わずにSNSの最新情報がわかりやすく初心者からビジネスまで対応。SNSの活用・サポートを個人・企業と契約
(中略)
コロナの状況からオンライン講座を本格開催を2020年3月から開始。zoom講座やトラブル対応、LINE公式アカウント講座など、3ヶ月で80回の講座・イベント開催を行う。Facebookライブも開始し、毎日配信を行い1年間継続すると宣言。オンライン講座に対応した、技術サポート、動画サポートSNSの設定をしてファンを作り影響力を深める「SNSコンシェルジュ」も開始。
他にも、単独セミナーや企画、コラボイベント・セミナーなどを頻繁に開催。
トモちゃんはSNSについて詳しいだけでなく、参加者側の目線で教えてくれるのが特徴。「ITセラピスト」としてセラピストとしても仕事をしているのもあり、参加者に優しいのでリピーターになっています。
私は「ともらぼオンラインサロン」に入っていて、毎日のセンターピンや朝の白湯会などに参加して交流を深めています。
SNSを中心にした講座「ともらぼ」では、7年間で延べ700人以上が受講し、iPhoneなどのスマホの使い方、セキュリティ、SNSの使い方をわかりやすく教えてくれると大好評の講座になってきました。
彼女はリアルイベントを多数開催されてきましたが、今年のコロナ禍でリアルでのイベントがしづらくなってきました。そんな中で目をつけたのは、オンラインでイベントを開催することでした。
オンライン時代だからこそ伝えたいこと
リアルイベントで得られるものをオンラインでどう展開していくかを探るために、3ヶ月で80回の講座・イベント開催をオンラインで行ってきました。
オンラインで出来るもの、リアルで出来るもの、人数…いろいろと試行錯誤していくうちに、講座として続けるものを見つけたり、1対1やグループで継続的に続けていくものを作り上げるようになってきました。
最近は「SNSコンセルジュ」や「発信マラソン」などは、併走者として共に作り上げているような活動を行っています。
トモちゃんは、8年位前にセミナーに複数参加してみたけど、ドヤ顔の講師を見て「こんなんで先生やれるの?」と疑問を持ったそうです。
自分がiPhone好きということもあり「教わるよりも自分で教える!」と自らセミナーを開催するようになりました。
今年オンラインで開催するようになってからも、彼女の根本的なスタンスは変わらず、明日から使えるTIPSを用意するなど、参加者に分かりやすい形で教えています。
オンライン時代だからこそ大切な「5つの極意」
トモちゃんから、セミナーや講座を開催するにあたって守っている5つの極意があります。
- コラボは良いが、対等にすべし!
- 1つでも明日から使えるコトを伝えよ!
- 参加者に日程を合わせるな!
- 続けたい講座は3回はやるべし!
- 「いいじゃん!いいじゃん!」は信じるな!
一つずつ整理してみます。
コラボは良いが、対等にすべし!
トモちゃんは多くのコラボセミナーを開催していて、私もいくつか参加してます。テーマはそれぞれですが、共通しているのは、どちらも対等なスタンスで取り組んでいることです。
一人がメインでもうひとりはサブというのはなく、それぞれ得意なコトを伝えていて、両方受けることで相乗効果が出るというのが、コラボセミナーでの効果というのは私も実際に参加して感じてます。
一例として過去に受けたコラボセミナーを紹介します。
1つ目はトモちゃんと松永泉さんのコラボ。
トモちゃんからSNSの付き合い方を学んだ後、泉さんの「おもしろアート」に参加して、絵を通して内面を見つめるというもので、それぞれ相互効果が出て充実したものになりました。
もう一つはトモちゃんとライターのかがみやえこさんのコラボセミナー。
毎日ブログを書き続けるための秘訣をトモちゃんから学んだ後、やえこさんからレクチャー受けて実際にその場でブログを書いてみるという本格的な実践の場になりました。
1つでも明日から使えるコトを伝えよ!
先程も書きましたが、トモちゃんが開催していた「ともらぼ」では、講座の中に「1つは明日から使えるコト」を取り入れてました。スマホでの写真の撮り方、簡単にできるレタッチなど、ちょっとしたことでも覚えて帰ることが出来ると、お金を払ってでも受けて良かったと思えるようになりました。
参加者に日程を合わせるな!
講座を開催すると決めたら、多くの人達が集まると嬉しい。ならば参加者が参加できる日程に合わせようと思いがちですが、そうではなく、主催者が開催できる日程を提示して、参加者に呼びかけるほうがお互いにいい講座、セミナーになるということだと思います。
続けたい講座は3回はやるべし!
講座やセミナーを開催して、1回で成功する場合もあれば、思ったようにいかない場合もあります。ただ、1回で終わらせるか、続けていくかは1回だけではわからないと思います。
自分がやりたい、続けたいというなら、例え1回目がうまくいかなくても、最低3回は続けてみる事が大切ということでした。
「いいじゃん!いいじゃん!」は信じるな!
様々なセミナーがあるけど、「いいねー」とか「いいじゃん」とか参加するだけで分が高揚する感じのセミナーも実際あります。その時は自分自身も高揚した状態で帰宅しても、数日経つと高揚感が消えているという事が時々あります。
本当の意味で「いいね」なのか、その場の高揚感だけで判断するのではなく、自分にとって糧になったかを冷静になって振り返るようにしていきたいです。
主催の極意!
今回のテーマで一番トモちゃんが言いたかったことはこちら。
「参加するだけでなく、主催してみよう!」
セミナーに何度も参加して感じることも大切だけど、主催することで感じるところも多くある。先程書いたセミナーの5つの極意を実感するためには、自分でも主催してみることが大切ということだということでした。
これはオンラインイベントでもリアルイベントでも同様ですが、リアルイベントが開催されない事が多い中、その重要度は更に高くなっていくと思いました。
とはいえ、イベントを主催する経験がほとんどない私。どうすればいいんだろうと思ってしまいますが、トモちゃんが話してくれた「主催の極意」があります。
- 一人でやらない
- しつこい位伝える
- しっかり導線を作る
- 仕組み化を作る
- 機器は使いこなそう
一人でやらない
セミナーを主催したことがない人にとってはこれが一番のハードルと言えるかもしれません。でも必ずしも一人ですべてやる必要はなく、助けを求めてもいいし、一緒にコラボをやってもいい。
すべて一人でやろうと思うと気が重くなるけど「セミナーをやってみたいから手伝ってくれる?」と気軽に聞けるように出来たらと思います。
しつこい位伝える
セミナーをやることを決めたら「しつこく伝える」
「セミナーやるよー」「○日にやるよー」「明日やるよー」
しつこいくらい伝えて、一人でも多くの人に注目してもらう事が大切。SNSを駆使することでタイムラインにも流れてくるし、目に留まる機会も増えてくるということです。
しっかり導線を作る
セミナーが開催されるまでの事前準備、集客、当日の流れ、そしてアフターフォロー。先程書いた「しつこい位伝える」時も、ただしつこく伝えるだけでなく、導線を作りながら導いていくと人が集まりやすくなりそうですね。
仕組み化を作る
セミナーの極意の1つ「続けたい講座は3回は開催しよう」ですが、続けるためには仕組み化を作る事が大切。仕組み化によって講座をアップデートしながら続ける事が出来るということでした。
機器は使いこなそう
セミナーやイベントでは内容によっては機器は必要ないのもあるかもしれません。しかし、コロナ禍の中でオンラインイベントが多くなると、何かしら機器が必要になってきます。
特にZOOMなどのWEB会議システムはオンラインで行うには必須。またパワーポイントなどのプレゼン資料も事前に用意して、スムーズに進行出来るようにする必要もあります。
それらのシステムを使いこなせるようにしていかないと、途中でトラブルが発生したりして迷惑をかけることがあるかもしれない。
だからこそ、念入りに準備をしておく必要がより求められていると感じます。
失敗か成功かは自分で決めればいい。だからやってみよう!
ここまで書いていると「やっぱりセミナーを開催するのは難しいだろうなぁ」と思ってしまいそうですが、実は自分で敷居を高くしているかもしれません。
トモちゃんが最後に一番言いたいこと。
「まずはやってみよう!失敗か成功かは自分で決めればいい」
小さなことでも、大したことでなくてもいいから、とにかく自分でやってみることが大切。一度やってみることでどれくらい出来るかが見えてくるし、次回に向けての課題も見えてくる。
例え周りから「このセミナーは失敗だったね」と言われたとしても気にしない。チャンスはいくらでもある。
成功か失敗かは自分で決める。成功と思ったら次に向けて更に深めていく。失敗だったら何が原因だったかを振り返る。
その繰り返しをすることでセミナーや講座も、自分自身も成長していくと聞いていて感じました。
リアルでもオンラインでも、繋がりを深める事が出来る!
トモちゃんのパートが終わった後、質疑応答タイムがありました。主催者の安斎輝夫さんから「誰か質問したい人、コメントしたい人いますか?」という呼びかけがあり、私が思っていたことを話しました。
最初の方に書いた「オンラインで行うイベントについてはどこかもどかしさを持ち続けてました。」ということにつながるのですが、私の中でずっと思っていたことが1つありました。
「リアルに勝るものはない!」
という思いが自分の中に残っているから、オンラインでのイベントやセミナーを真剣に楽しめないところがありました。
その思いをトモちゃんや安斎さん、参加していた人たちに話したのですが、その後、「オンライン上でも人との暖かさを感じる事が出来るんだ」ということに気付かされました。
主催者、講師が何を伝えたいかが分からないものはオンラインでもリアルでも人々に伝わらない。大切なのは、繋がりを深めるにはどう伝えていけばいいのかということ。
トモちゃんが7年間ともらぼで伝えたことやオンライン講座で伝えたこと。彼女の思いが参加した一人ひとりに確実に伝わり、自分の糧になっているという成果が出ているのは、手段ではなく、彼女が見つけた極意を続けていたことにほかならないことに気づきました。
安斎さんが「サードプレイスラボ」を45回続ける事が出来たのも、安斎さん一人で行っているのではなく、協力者がいて共に作り上げているからであり、毎月継続することで1つの形になっていきました。
イベントを作るというのはハードルが高いと思われがちだけど、一人でなく、周りと協力しながら作れば自分で主催してみるのもいいかも。
これを機に自分でイベントを立ち上げてみようと思いました。出来ることは限られているけど、主催することで新しい発見が生まれてくる事に期待しつつ。
トモちゃん、安斎さん、ご一緒した皆様、ありがとうございました!
参加者からのレポートからも多くの気づきを得ました!
参加された方のブログからも気づきを得ることができました。
渕脇 たけしさんによるレポート。セミナーの最中にアイデアがいろいろと出てきたとのこと。どんなイベントが出来るか楽しみです。
アリーさんによるレポート。イベント開催楽しみにしてます!
主催者の安斎輝夫さんによる6500文字!を超える開催報告です。ものすごく熱く、ジーンとさせられる内容になってます。ぜひお読みください!
ゲストスピーカーのトモちゃんの記事。「熱量で伝えた言葉は熱量で返ってくる」ということを一番感じたというくだり、私も心に響きました。改めて感謝!
関連リンクまとめ
サードプレイスラボ
サードプレイスラボについて
今年年末、「サードプレイスラボフェス」が開催されるそうです。
コロナ禍では大人数を集めて行うのはまだ難しいので、オンラインをメイン(一部リアルもあり)に数日間かけて開催だそうです!
まだこれから作り上げるとのことなので、何か手伝えることがあれば手伝いたいですね。
「サードプレイスラボ」主催者、安斎輝夫さんのブログ。
ゲストスピーカー、山田トモミ(トモミン)さん情報
山田トモミさんのブログ。
詳しいプロフィールはこちら(現在行っているサービスも紹介しています)。
また近いうちに飲みに行こうーー!