先日、仕事中にPrime Music(プライムミュージック)で森高千里さんの音楽を聴いていたNEPPIEです。
80年代後半から90年代始め、バブルが凄かった頃に派手な衣装と斬新な歌詞で人気を掴んだ森高千里。
当時は派手だなぁと思っていた衣装もすごいの一言。
気がつけばいろんなアルバムを聴きながら仕事が進みました。
さて、1年くらい前に会社のイントラ内で書いていたコラムで、「芸能人」というテーマで書いた記事が出てきました。
ちょっと視点を変えて書いてみたものだったので、当時書いた掘り起こしつつ、森高千里さんの事も絡めて、PrimeMusicシリーズとして書いてみたいと思います。
芸能人の定義
さて改めて「芸能人」について考えてみます。
芸能人といえば、歌手、俳優、女優、芸人などをイメージすると思いますが、そもそも「芸能人」ってどう定義されてるんだろう?と考えてしまいました。
なので、いろいろと調べてみました。
芸能人(げいのうじん)は、芸能を職業とする人。本来「観客の前で芸を披露することをなりわいとする人々」を指す。広義の意味の芸能人は伝統芸能を披露する人々を含む。
となっています。そもそも、「芸能」について歴史をたどってみると…。
古くは、芸能は神事から発達したものであった。神懸かりの巫女の口から発せられる神託の言葉が人々への言祝ぎになったのが神楽などの原形である。日本土着の宗教である神道は大嘗祭、新嘗祭などにみられるように農耕信仰の要素を持っており、田楽などが派生し世阿弥らによって能・狂言などに受け継ぎ発展された。
もともとは舞台などに直接足を運ぶことで芸能人を堪能する形だったのが、映画やラジオ、テレビの出現で、芸能人の活動の場がマスメディアに移っていき、様々な形に進展していったということですね。
そして、現代の「芸能人」についてはこんな感じになってます(一部割愛)。
芸能人は売れっ子ともなれば知名度も上がり、収入も増える。結果、ファッション、ライフスタイル(生き方など)、言動などが常に大衆に注目されるようになり、ときとしてカリスマ的な影響力を及ぼす。(中略)
有名になれば、華やかなことだけでなく、自分にとって悪い部分や触れられたくない部分や不都合な過去も世間で暴露されることもある。 またそういったことも含め、良くも悪くも話題になっていないと世間から忘れられていく者も少なくない。
本来の「芸」で取り上げられず、スキャンダルで話題になってしまう人も多いですよね。スキャンダルでイメージダウンしていまう人もいれば、スキャンダルを逆手に取って知名度を上げる人もいるから、不思議な感じがします。
もう一つの定義、芸をするかもしれない人
もう一つ「芸能人」について面白い定義をしてくれたのがありました。
こちらは「笑える国語辞典」というサイトで日本語や日本文化をイラスト付きで楽しく解説する辞典なのですが、そこで取り上げられている「芸能人」の意味を読んで、なるほどと思ってしまいました(笑)。
「芸能人」という言葉は「芸を行う能力のある人」「芸ができる(能)人」と解釈することもできる。しかし、ほとんどの芸能人は実際に芸を行っているようには見えないので、彼らが「芸人(芸を行う人)」を名乗らず、能力はあるのかもしれないが、それを発揮するに至らない「芸能人(芸を行う能力のある人)」と名乗っているのは的を射た言い方であるといえる。
ここ数年、芸能人ではない人がアメブロやLINEブログ、Twitter、Facebookなどで知名度を上げて、気がつけばTVや雑誌でタレントとして出ている人も見かけるようになりましたが、こうなると「芸能人」の本来の定義からかなり離れてしまっているように思ってしまいます。
芸能人は何をする人ぞ?
コラムニストの中森明夫氏が7年ほど前、自身のTwitterで芸能人の仕事についてつぶやいていたのをまとめたページがあったので、紹介したいと思います。
皆さん、芸能人が何をやる仕事かわかっていない。芸能界志望の若者に会うと悲しいのは、彼らが自分がやりたい仕事の本質をわかっていないことだ。歌手は歌がうまければいいのか? 俳優は芝居がうまいだけでいいのか? …違う。
(中略)
今、はっきりと言おう。芸能人の意味を。それは好きになってもらう仕事なのだ! 好きであることにお金を払ってもらう仕事だ。それを表すためにCDや映画や写真集や…そんな形でお金を得ているにすぎない。
(中略)
「芸能人は好きになってくれた人にお金を払ってもらう仕事」―今まで誰も言ったことがない。どんな本にも載ってない。私が発見した真実だ。だから皆さん、こんな考え方を広めてください。そしたら芸能界をめざす人たちが自分が参加するゲームの意味がやっとわかると思うから。
「芸をするかもしれない人」という意味での芸能人ではなく、本来の意味で「芸能人」の方々にも目を向け、メディアが取り上げてほしいなと思う今日この頃です。
芸を見て好きになり、お金かけてでも応援したい!と思える人たちが現れることを期待したいですね。
ちなみに中森氏ですが、1996年に国民的美少女コンテストの審査員をやっていたそうです。
その時、自分が推した女の子がグランプリに選ばれなかった(審査員特別賞を受賞)というエピソードを書かれてましたが、その女の子が当時12歳の上戸彩でした。
この時からピンと来ていたとは、先見の明がありますね。
森高千里は真の意味で「芸能人」だと思った
という事で冒頭の森高千里さん。
プライムミュージックで彼女のオリジナルアルバムやライブアルバムが沢山聴けるようになったので、仕事のBGMに聴いてました。
デビューの頃はロックっぽいアイドルというイメージがありましたが、一方でポカリスエットのCMキャラクターだったり、銀色夏生さんの詩集でモデルになってた清純派でもあった森高千里。
この詩集、持ってます。
爽やかな読み応えある詩集です。
それが一新したのは、デビュー2年目。
森高自身が詩を書いた「ザ・ミーハー」で脱清純派宣言し、「ザ・ストレス」で並みのアイドルでは作れない歌詞と衣装で度肝を抜いたのがインパクト高で大ブレイク。
90年代初頭、バブル時代にピッタリのアイドルが出てきたのでした。
この流れを見ていると、森高千里は真の意味で「芸能人」といえるような気がします。
戦略的に「アイドル」を表現し、歌や衣装や踊りという本来の表現で人々をガッチリ掴む。
Prime Musicで再会して彼女の音楽を改めて聴いて感じました。
これからの活躍が楽しみになってきます。
当時のライブ映像。スタイルいいなー。
現在のAKB48が同じ舞台に立っても森高には敵わないと思いました。
現在の森高千里さん。
母になって柔らかい雰囲気を感じますが、スタイル抜群。
全然おばさんには見えませんね(^^)
私も頑張ろう。
「すてきな奥さん」で着物モデルになってます。
ミセス森高もいいですね。
森高千里さんのアルバム、DVD
Prime Musicについて
「Amazon Music Unlimited」に切り替えて、聴き放題出来る曲が更に増えました!