WBC(World Baseball Classic)2017が終わりました。
東京ドーム、つい先日まで熱気に包まれていたんだなぁ…。
時間が経ってしまったけど、改めて振り返ってみたいと思います。
決戦の地、アメリカ
負け無しでアメリカに入った侍ジャパン。
舞台はロサンジェルス、ドジャーススタジアム。
日本では東京ドームという地の利を活かして行ったのに対し、今度は屋外。
更に待ち受けたのはアメリカ。
日本時間だと仕事中なのでリアルタイムで観戦出来なかったので、合間に速報チェックしたりや観戦仲間とのLINEでのやり取りで経過をチェックしてました。
結果は、残念ながら日本はアメリカに負けてしまいました…。
スポーツニュースや新聞などで映像を見て振り返ったのですが、今回は互角に戦ってるように見えました。
メジャーリーガーで固めたアメリカチームに対し、日本はNPB選手以外にメジャーリーガーは青木宣親のみ。
更には大谷が怪我の影響で出場辞退という、ハンデがあったのに…。
1点差という僅差という結果は、レベル的にはアメリカに近づきつつあるといっていいのではないでしょうか。
投手陣も菅野、千賀とよく投げてたし。
些細なミスでアメリカに点が入ってしまった展開
互角に戦ったけど、負けてしまった日本。
原因を考えるといろいろとあると思います。打線が打てなかった事は大きいけど、ある程度やむを得ないかもしれません。
メジャーで固めている投手陣に対したのだから。
では、何がきっかけか。
アメリカが取った2点は、いずれも日本の守備のミスから生まれたものでした。
最初の1点は菊池が後逸しランナーが残り、結果1点先制されたもの。
そして決勝点の1点は、松田がファンブルしてる間に入ったものでした。
WBCでは度々守備で貢献していた菊池が、ここぞと言うときにまさかのエラーを起こすとは…。
初戦でホームランを打ち、スタンド全体で「熱男〜!」と叫んだ松田まで…。
もしミスが無ければ…と思ったりもしましたが、正直守備陣は責められないと思います。
ここまでよく戦ったのだから…。
本当、準決勝については、勝敗は紙一重の差だったと思います。
アメリカの本気度を感じた
一つ言えることは、アメリカの「地の利」がこの場面で活きたこと。
そして、もう一つ。
今回はアメリカが「本気になった」事も大きかったと思います。
前にWBCで日本とアメリカが対戦したときは、日本が勝利しました。
この時は、開幕前ということもあってメジャーの選手が出るのが少なかったと聞いてます。
しかし、今回アメリカはメジャーの選手でほぼ固めました。
これは何を意味するかを考えてみました。
上記のコラムの中でこんなことが書かれてます。
現状、日本プロ野球を経験してから渡米する場合はある程度、年齢を重ねてからになります。そういう面も考慮しなければならないとは思いますが、やはり、メジャーで日本時代より好成績を残すのは難しい。
これはイチローが記者に対して語った言葉を元にまとめたものですが、メジャーで活躍しているアメリカの選手が本気を出すと、簡単には勝てないという事を物語っているように思います。
そして、本気を出したアメリカは、決勝戦でプエルトリコを倒して初優勝を果たしました。
リーダー格のA・ジョーンズは、興奮気味に言った。「ここにいる全員が、米国のためにプレーしたかったんだ」。
アメリカが本気になってWBCを成功させようという意気込みが、初優勝へと上り詰めたのだと感じました。
WBC完結、そしてプロ野球開幕へ!
今回、アメリカが本気を出して戦った。
そして、日本を含め他の国も本気になって戦った。
イスラエルが第2ステージまで出て、戦うことになるとは予想外でした。
数年前までは紛争で暗い影を落としていた国が、野球を通して光を見せてくれたと感じました。
次の国際大会はまだ先ですが、今回の収穫と反省を振り返り、しっかりと準備してほしいと思います。
選手の皆様、お疲れ様でした。
ゆっくり休んでくださいね…。
…とWBCの余韻に浸ってる間もなく、いよいよプロ野球開幕も近づいてきました。
気持ち切り替えて、プロ野球の開幕を楽しみにしていきたいと思うNEPPIEです。
開幕戦は、東京ドームでドラゴンズの応援に行ってきます(^^)