最後は強いチームが勝つということを改めて感じた、2017年の日本シリーズ。
今年の日本シリーズは、パ・リーグ優勝チームの福岡ソフトバンクホークスと、セ・リーグ3位からCSを勝ち上がってきた横浜DeNAベイスターズの対戦となりました。
リーグ1位とリーグ3位ではホークス優位という下馬評が多かった中、ベイスターズが粘って3連敗の後2連勝で、第6戦までもって行ったのですが、最後の最後でホークスの底力が発揮され、延長11回でサヨナラ勝ちになり、ホークスが2年ぶりの日本一になったのでした。
シリーズ開幕。ホークス圧倒的有利の展開に
シリーズ開催前はホークスが圧倒的有利という下馬評が多かった。周りの友人や父親も言ってたし、私もそう思ってました。
ベイスターズが予想以上の力で勝ち上がったけど、試合の間隔や天候で体力が消耗していた状態だと難しいような気がしたからです。
もし勝つための要素があるとしたら、勢いと自信。カープを破った自信がチーム全体に伝わっていたのは記事に書いたとおりです。
しかし、第1戦はホークスが完勝。
ホークスは千賀がベイスターズ打線を抑えると盤石の中継ぎ陣、サファテと繋いでの完勝。
ベイスターズも井納が試合を作っていたけど、中継ぎ陣が崩れて完敗でした。
第2戦は一時ベイスターズが2点リードするも中村晃のタイムリーで同点、2塁走者今宮が好走塁で一度ホームアウトになったもののビデオ判定で覆りセーフで勝ち越し。その後は継投策でホークス勝利。
舞台を横浜に移しての第3戦。
1回に先制したホークスは4回に2点追加し3-0。ベイスターズも2点返すも、あと1点が届かず、ホークスが勝利。
一気に王手になり、ベイスターズは後がなくなってきました…。
意地を見せたベイスターズの反撃
反撃を見せたのは第4戦。
新人王候補になっているルーキー濱口が7回までノーヒットの力投。打線も終盤に得点を重ねる展開で、完封リレーでベイスターズが1勝返しました。
それでも周りのファン仲間からは、これが唯一の1勝になるんだろうなぁと言われる中迎えた第5戦。
ホークスリードで始まった試合は、筒香がホームラン打って逆転。しかしホークスは中村晃がホームランで再逆転。
これでジエンドかなぁと思っていたら、6回にベイスターズが粘りを見せて同点、そして代打嶺井のゴロが明石のエラーを誘い勝ち越しました。
その後、8回から登板した山崎康晃が柳田に三振を切り、9回はヒットで二死満塁になるも、明石が初球を打ってファーストゴロで試合終了。
ベイスターズが執念で勝利をもぎ取り、再び福岡に行けるチャンスを手にしました。
この日、久しぶりにジムに行ってトレーニングしていたのですが、試合が見たくてランニングマシンでウォーキングしながら試合を見てました。
それと、J-COMオンデマンドでスマホLIVE配信していたので、マシンを離れた後はiPhoneで見て興奮してました。
ギリギリまで追い詰めるも最後は力尽きる
舞台を再び福岡に移しての第6戦。
この日は外出していたので、携帯で合間見てチェックしたので、途中の経過はあまりわからなかったのですが、ホークスが松田(熱男ー!)のホームランでリード。ベイスターズは先発東浜に抑えられていたけど、5回に白崎ホームランで同点、ランナーを置いてロペスが2点タイムリーで勝ち越しと流れをベイスターズに持っていきました。
帰宅時はRadikoで試合を聴いてましたが、終盤からは継投策。ベイスターズはシーズン同様の短い交代で。しかし8回に1点返されたのは後から考えると痛かった…。
ホークスは負けてる展開で9回からサファテが登板。流れを止めるピッチングをして、9回裏。
マウンドには抑えの切り札、山崎康晃。
しかし、山崎に立ちはだかったのは、かつてベイスターズに在籍していた内川聖一。
山崎のツーシームをとらえ、打球はレフトスタンドへ。土壇場で同点HRを打ち、延長線へと持っていったのでした…。
延長ではサファテが最長3イニング投げ、ベイスターズ打線を抑え、流れを作らせませんでした。
そして延長11回裏。
ランナーが溜まった中、川島慶三がタイムリーを打ち、ホークスがサヨナラ勝利。
2年ぶりの日本一になったのでした。
ニュースや記事で振り返り
動画でも振り返り
真剣勝負を見せてくれて、ありがとう
ベイスターズが予想以上にここまで健闘した事が凄かった。
しかし、力の差はやはり点差以上に大きかったのは事実という感じがします。
試合が終わった後に友人同士とのLINEで自分が書いたログ。
23:10
ベイスターズはよくやったと思う。
下馬評では圧倒的横浜の負けというのが、蓋を開けてみたら接戦に近い試合をしてましたよね。
工藤監督も苦しかったと言ってたから、相当なプレッシャーがあったと思う。
23:22
横浜が3連敗した時はアッサリ終わるかと思ってたのが、ここまで真剣野球を見られたのが良かった。
今年のシリーズは、ホークスの強さを感じたのと同時に、ベイスターズは来年もっと強くなりそうな予感がしてきました。
強い舞台で戦ったなかで発揮された力、そこで負けた悔しさと今のチームにある限界。
この悔しさを選手や首脳陣、チーム全体が共有されたベイスターズ。
来年はどんな戦いを見せてくれるのでしょう。
リーグ優勝しながら日本シリーズ進出をのがしたカープも巻き返しを図るだろうし、各チームは来年に向けて動きはじめてます。
ドラゴンズ、来年こそはCSに進出できるだけの力を出して欲しい。
パ・リーグもホークスは更なる高みを目指すだろうし、2位以下のチームも打倒ホークスで新たに臨もうとしている。
しばらく野球がお休み(侍ジャパンなどはあるけど)になるけど、来年のプロ野球はどんな1年になるか楽しみになってきました。