おはようございます。
ブログを更新するのが久しぶりになってしまいました。マメに更新していきたいと思ってるのですが…。
これからは時間を作って更新していきたいと思ってます。
先日、乙武洋匡さんがレストランに入店拒否されたという件についてTwitterでいろいろと意見やツイートが展開されてました。その件について、個人的に思う所があるので、書いていきたいと思います。
事のはじめは乙武さんのTwitterでの発言でした。
今日は、銀座で夕食のはずだった。「TRATTORIA GANZO」というイタリアンが評判よさそうだったので、楽しみに予約しておいた。が、到着してみると、車いすだからと入店拒否された。「車いすなら、事前に言っておくのが常識だ」「ほかのお客様の迷惑になる」――こんな経験は初めてだ。
— 乙武 洋匡さん (@h_ototake) 2013年5月18日
この後のツイートでもその時の様子を書いていましたが、それを受けて多くの人達から賛否両論の意見やリプライなど、反響が大きく出ました。
「お店の名前を出すのはどうか?」については、「ひどく悲しい、人としての尊厳を傷つけられるような思いをする車いすユーザーがひとりでも減るように。」という理由から書いたそうです。
これを受けて、「TRATTORIA GANZO」の高田晋一店長から乙武さんへツイッターで返信してきました。
@h_ototake 乙武様、GANZOの高田晋一と申します、私のスキルがなかったばっかりに本日は御無礼申しわけありませんでした。少ないスタッフで営業しており、大変失礼なんですが、車椅子のお客様は事前に御連絡いただけないと対応しきれない作りになっております、
— 高田晋一( Ganzo)さん (@takosin) 2013年5月18日
加えて、スタッフの数が少なく、立て込んでいた為に対応しきれなかったとのこと。
このようなやりとりで最終的には乙武さんも納得し、和解したそうです。
ありがとうございます。ぜひ、次回は事前に車いすである旨をご連絡してからお伺いしますね! RT @takosin: お気分をがいされたと思いますが申し訳ありませんでした。もし次回タイミングが合いましたら是非宜しくお願いいたします。ganzo シェフ 高田 晋一
— 乙武 洋匡さん (@h_ototake) 2013年5月18日
後日、高田店長からホームページで経緯について改めて書かれていました。
乙武様のご来店お断りについて。
これを読んで、私自身、うーんと思った所がありました。
忙しくて対応しきれなかった件、車椅子の方にやさしくないつくりになってる件などは致し方ない面もあるのですが。
「偉そうかも知れませんがお客様は皆様お客様です」
この部分に「?」と思ってしまいました。
「お客様は皆様お客様です」であるなら、心の余裕を普段から持っていればと思ってしまいます。
一方の乙武さんにも落ち度があった部分はあったと思います。予約の電話は入れたけど、「車椅子ですが大丈夫ですか」と一言話しておけば、違った対応になっていたと思います。
そして、この件に対して多くのツイートが寄せられている件についてもいろいろと思う所がありました。
「障がい者である乙武さんは悪くない。店が悪い」という風潮が多く寄せられてますが、今の日本でのバリアフリーの現状がここからも垣間見える感じがしてきています。海外ではバリアフリーが進んでいるという事を書いてる人もいましたが、どこまでバリアフリーが進んでいるかが私自身が理解出来てない所もあります。
今回の問題は
様々なご意見をいただいています。もちろん、「手伝ってもらって当たり前」なんて思っていません。厚意に感謝もしています。でも、お店のスタッフやほかのお客様など「他者の善意や手助け」なしに車いすユーザーが外食できるお店が日本にどれだけあるか、少しでも気に留めていただけたら幸いです。
— 乙武 洋匡さん (@h_ototake) 2013年5月18日
ということを一人一人が考えてほしいという事を表しているのではないかと思います。
また、乙武さんの行動を批判していた一人が、実際にお店を訪れて店主に話を伺った事をブログに書いてました。
乙武氏ツイートの銀座の店に行き、店主に取材しました
この記事にも思う所があるけど、一つ感じた事があるとしたら、
どちらが強者でどちらが弱者とか、
そういう考え方は捨てて、互いが協力し合う。
これに尽きるのではないでしょうか。
バリアフリーという言葉が言われて久しいですが、まだまだインフラが整ってない所も多いのが現実。
真の意味で「バリアフリー」になるには、一人一人が気を遣う事が大切だと改めて感じました。