2004年オールスターゲーム第2戦@SHINJO「元気ハツラツぅ?」

Illustrated : ずたたんさん

更新が遅くなってしまいましたが、オールスターゲーム第2戦を見ました(TVで)。
第2戦は長野オリンピックスタジアム(南長野運動公園野球場)。地方での開催です。

MVP新庄!球宴初の単独での本盗/球宴
ホント?ッに決めた!ハツラツ新庄MVPだ
ずたたんさんによるイラスト付きレポート→
パ・リーグにSHINJOあり!!
この日はいろんな所に書かれていましたが、
SHINJOのためのオールスターゲーム、
といっていい位、SHINJO(新庄剛志)選手大活躍でした。
思い切り楽しませていただきました(・-・)。
この日のSHINJO(新庄剛志)選手の活躍ぶりは…。


第1打席。
予告ホームランをするとレフトスタンド方面にバットを向け、ぶるんぶるんと振り回す。これは!と思ったら一転、何とセーフティバントを行った。間一髪アウトになってしまったが。

第2打席。
この日初ヒット。シングルかなと思ったら、思い切りのいい走塁で2塁まで進み、2塁打にしてしまう。
2アウト3塁で、誰もが予想もしなかったホームスチールを試み、セーフ!
単独でのホームスチールはオールスター史上初!
その後のインタビューで、この試みを指示したのは、パリーグの松中選手だけでなく、セリーグの古田選手や山本昌投手からも合図を送っていたとか。オールスターならではの楽しさ。

第3打席。
ツーベースで出塁。その後オリックス谷選手のヒットでホームへ生還。
この日2得点。

第4打席。
大魔神佐々木投手との対決。惜しくもライトフライに終わるが、この対決を見られるのもオールスターならでは。
試合は3対1でオールパシフィックがオールセントラルを下し、連勝で今年のオールスターを締めくくりました。

そして、ヒーローインタビュー。
インタビュー中、テレビの前で拍手をしまくってました。
インタビューがはじまるや、新庄選手は
「イエーーーーイ!!」と1本指を立てて「No1」とアピール。
3回のホームスチールについては、
「ああいうプレイでもMVPを狙えるかなっと頭をよぎって思ってやってみました。」
アナウンサーが「本当に今日は、試合前から、この長野のみなさん、全国のみなさんが新庄選手に釘付けという感じでした。」と聞かれると、
新庄「いや、自分だけじゃなくて、これからはパ・リーグです!!
この言葉にまた大歓声でした。

さらに新庄選手は…
「北海道出てくる前に、『MVPは俺のものだ』って言って、本当にMVPがとれるとは・・・・・思ってました!」
まさに有言実行の男ですね。

最後にアナウンサーからマイクを渡された新庄選手は
「元気はつらつぅ??」
と観客に問いかけました。

観客の答えは
「OFF COURSE!!」

これだけ楽しませてくれる人はそういません。
この日の新庄選手は最高でした。
王監督も「あのスチールはアメリカ仕込みだね」と話してました。

さて、今年のオールスターゲームは、いろいろと複雑な思いに駆られながらも、久々に真剣にプレイする選手の姿を見ることが出来たと思います。プロ野球が揺れ動いている中で、きちんと野球を楽しませる事を通して、プロ野球の存在そのものを必死にアピールしようと選手一人一人が必死になっていたように思えました。

ファンの声援も長野ではセ・リーグもパ・リーグも一体感を感じさせた応援をしていてじーんときてしまいました。ナゴヤでは応援団に入れてもらえなかった巨人の応援団も仲間入りしていてホッとしました。

特に7回からは、今まで選手の応援歌だったのが、セ・リーグでは各チームのチャンステーマを2回ずつ繰り返し流れ、パ・リーグでは、「白いボールのファンタジー」というパリーグ連盟歌が流していました。こういう光景が聞けるのもオールスターならでは。

選手もファンも、プロ野球が好きなんだなということを改めて感じさせられました。
このシーンを、オーナーや球団経営者の人たちはどういう思いで見ていたのでしょうか…。

来年も、オールスターゲームを見たいです。

選手の手首に付けていたミサンガの思いが、
12球団の思いが伝わったファンの声援が、
一番上にいる人たちに伝わりますように…。

この記事を書いた人

Minako 'NEPPIE' Seki

HTMLコーダー|ブロガー|SNSマインドコンシェルジュ
伝えたい事を形にするお手伝いをしていきます。