今日から日本シリーズ開幕!
中日ドラゴンズ対西武ライオンズ。ナゴヤドームでスタートです。
<追記:私も日本シリーズ予想を簡単ですがアップしました。予想は一番下に…>
と、その前に書きかけていたこのエントリーをアップしなければ…。
「今年1年の闘いが、この1日に集約されていたと思います」
優勝監督インタビューでライオンズ・伊東勤監督が語った言葉で私が一番印象に残った一言でした。
今年初めて行われたパ・リーグ優勝チームを決めるプレーオフ。
第1ステージ3戦、第2ステージ5戦。計8戦。このすべてを戦い抜いた西武ライオンズが、昨年の覇者であり、レギュラーシーズン1位チームの福岡ダイエーホークスをプレーオフで下し、パ・リーグ優勝を果たしました!
伊東西武初V!2位から逆転/プレーオフ
伊東勤新監督(42)が率いる西武が、前年覇者ダイエーとの激闘を制し2年ぶり15度目のリーグ優勝を果たした。パ・リーグは今季からプレーオフ制を導入。西武はレギュラーシーズンで1位ダイエーに4・5ゲーム差の2位だったが、第1ステージで3位日本ハムを、第2ステージでダイエーを3勝2敗で撃破した。現役時代に広岡、森、東尾、伊原各監督の下で14度のリーグ制覇した経験を生かして、史上初の、現役引退翌年の監督Vを成し遂げた。同じく就任1年目で5年ぶりにセ・リーグを制した中日落合博満監督(50)と16日からの日本シリーズで対決する。
ライオンズ優勝についてと、今年導入されたプレーオフについて、書いてみようと思います。
★イラストはずたたんさんより頂きました。いつもありがとうございます。
西武ライオンズ優勝号のずたスポ
ずたスポ番外編:日本シリーズへのプロローグ
びっくりでした。去年まで選手として戦ってきた(実際はヘッドコーチ兼任でしたが)人が、引退→監督になったその年に優勝したのは、たぶん初めてだと思います。新聞のサイトを読んだり、実際にスポーツ新聞を買って読んでいると、伊東監督の野球環境がこれほどまでに整えられているんだなということを感じられました。先ほど引用した日刊スポーツの記事には、伊東監督が現役時代に出会った監督を通して、自らの采配に生かした事を書いていました。
レギュラーシーズン中はなかなかTVでも見る機会が少なかったのですが、何回か球場に行き、プレーオフの試合を見ていたら、ライオンズの強さ、勢いを感じられるシーンに出会いました。その積み重ねが、最後に花開いたのだと思います。
おめでとう、ライオンズ!
ここからは、今年からパ・リーグに導入されたプレーオフについて振り返ってみたいと思います。
導入が決定した当初は、「プレーオフ?何?」「仕組みがわかんない?」「1位になったチームが不利だよなぁ」という感じでした。仕組みもいまひとつ分かりづらいし、1年間闘い抜いて1位にいるチームが優勝というのがいいんじゃないの?という声もあちこちで聞かれていたような気がします。
しかし…。
プレーオフ元年の2004年。開幕し、試合を進めていくにつれ、「これは面白いかも!?」というシーンを見かけるようになりました。夏頃にはトップを独走していたホークスがプレーオフ進出のマジックが点灯し、しばらくしてライオンズもマジックが点灯したのですが、トップと2位からかなり離れていた3位争い=もう一つの枠争いが白熱してきたのです。ひとつは千葉ロッテマリーンズ。開幕当初は8連勝(だったかな?)したものの、その後連敗しトップ争いから早くも脱落していたのが、夏場を迎えるうちに盛り上がってきました。サッカーばりのファンの声援がすごくて、見ているだけで楽しいです。もう一つは北海道日本ハムファイターズ。今年本拠地を札幌に移して、地域密着チームを目指しているチームです。チームリーダー小笠原選手、「これからはパ・リーグです!」と名言をはき、スパイダーマンやゴレンジャーに扮した新庄選手がチームの顔となってます。この2チームによる3位争いは、なんと、レギュラーシーズンの最後の最後まで続きました。先にシーズンを終えたマリーンズは、最後の試合であるライオンズ戦を勝ち、勝率5割で終え、ファイターズの結果を待ちました。ファイターズはその後も着実に勝ち上がり、プレーオフの最後の1枚を勝ち取りました。ファンにとっては最後の最後まで野球を楽しむことが出来、今年のパ・リーグは殆どの試合で「消化試合ゼロ」になり、10月になり、ポストシーズンになってから野球が楽しめるようになったという効果を得ることが出来ました。来年も実施するという予定なので、課題もいろいろと出てきたと思います。野球を楽しませてくれてありがとう。
ホークスには、ちょっと気の毒だったかも…。でも9回裏、負け寸前で同点に持って行った事がホークスの地力の強さを物語っていると思います。母体の経営が大変になってきた時期ですが、来年以降も頑張って欲しいです。
そして、日本シリーズ。
今年のリーグ優勝の監督はどちらも新人監督。両監督とも優勝インタビューで話してましたが、選手がよくやってくれたと
選手を信じて采配をしている印象があります。短期決戦のシリーズだからこそ、ちょっとした流れで変わってしまう事もしばしば。これからしっかり注目したいです。果たして勝つのはどっちだ!?
という訳で、ルパート・ジョーンズさんが「にわか日ハムファンのブログ」で行っておられるトラックバック企画
【日本シリーズ前座企画】にわか杯日本シリーズ結果予想大会!最後に笑うは獅子か竜か?
に急遽参加させていただきます。
私の日本シリーズ予想は、
「4勝2敗でドラゴンズ!」
になるのではと思います。(ドラゴンズファンという事を抜きにしても)
投手力と守備がものすごく堅いのが、短期決戦ではものすごい強みになると思います。
ライオンズはプレーオフを勝って勢いがあるのが怖いですが。
第1戦はライオンズが取り、2、3戦はドラゴンズ、4戦でライオンズが勝って五分に、
5戦でドラゴンズが王手になって、その勢いでナゴヤドームで6戦を制し、
「今度こそ勝っての胴上げ!」となるかな?と思ってます。
今年こそ…50年振りの日本一を。
でもそれ以上に、野球ファンが楽しめる、素晴らしいシリーズになることを願ってます。
頑張れ?!
出来れば球場にも行って、ドラゴンズを応援したい…。