【】
佐野元春はデビューして今年3月で20周年を迎える。
「僕自身のためというより、むしろ僕の音楽を支援してきたり、
ひとつの時代の空気として受け取ってくれた多くの聴き手のための
フェア(=博覧会)であって欲しい」(Weeklyぴあ 1/17号)
彼はこの区切りの年に様々な記念企画を行おうとしている。
「20th Anniversary Eddition」のリリース。「eThis」サイトの開設。そして全国8ヶ所、9公演行われる「20th
Anniversary Tour」…。
佐野にとってこれらの企画は、今まで彼の音楽を支援してくれたファンヘの感謝への表れから来ている事は、最新シングル「INNOCENT」の歌詞からもはっきりと分かると思う。
今回のツアーは佐野にとっても、彼の音楽を聴き続けた私たちにとっても、特別な思いをもって臨むことになるだろう。
「でも今夜はいつもの夜とは違う!」(君をさがしている)
2000年というミレニアムに行う、この一連のお祝い事に、
今までのファンもこれからのファンも、佐野元春と共に一緒に楽しんでいけたら、
どんなに素晴らしいことだろう…。
Next Action is Coming Soon!
(2000.1.31)
【】
2000年1月29日〜3月11日。全国8ヶ所9公演。
今回のツアーで彼が表現したかったことは、
決して過去のヒットナンバーを演奏することだけではなかったと思う。
「今回The Hobo King BandはThe Heartlandに対して敬意を払い、
The Heartlandのバージョンに近い形で演奏してくれた」
でも彼らの演奏は決して「ハートランドの再現」ではなかった。
敬意を払いながら、確実にHKBのサウンドを追求していた。
それは何曲か演奏されたニューバージョンはもとより、
オリジナルに近い演奏だった「SOMEDAY」や「R&R NIGHT」、
「アンジェリーナ」でも感じられた。
佐野元春は20周年記念アルバムやツアーを始め、これからも
様々なイベントを繰り広げていくだろう。
しかしこれらは「過去を振り返る」だけのものではない。
今彼がいるべき場所を再確認し、次に向かう所へ歩み出す為の
一つのステップとなるはずだ。
「これから何処へ行こう」(ナポレオンフィッシュと泳ぐ日)
この先彼がこれから向かう所は何処か、私はずっと見守っていきたい。
そして私自身も次へ向かうべき所へ歩み出さなければ…。
また近いうちにライブで歌い、踊り、ギターをかき鳴らす彼に会いたい。
もちろんHKB&BBBBにも。
We will meet again...at Next
Moto & HKB Tour。
(00/03/31 23:01) |